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宿情報:静岡県富士市 Running Bare ゲストハウス 

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Running Bare Soical Hostel

今日の宿、富士市のランニング ベアー Running Bare Social Hostel

直訳で、「裸でつっぱしるゲストハウス」だ。

 

今回の宿は、【Booking.com】 で予約した。

 

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今日は、冬の閑散期、しかも平日ということもあり、ゲストは私ともう一人しかいなかった。

 

駅前に大きく光るゲストハウスの看板。

どうやっても、迷わない。

 

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南アフリカの出身だという主人は、投資銀行勤めの後、英会話講師をしたあとに結婚をして、2019年3月からゲストハウスを営んでいるという。

 

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私が訪れた2020年の1月には、ゆくゆく共有ラウンジを改装して、コーヒーショップを開くということで、建物のキッチンをDIYしている最中だった。

 

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間接照明が綺麗な、きれいなドミトリー。中も、高さがあって、過ごしやすい。

 

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共有ラウンジにも、Netflix対応の大画面テレビと、食事やPC作業に便利な大きなダイニングがある。

 

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宿情報詳細

 

ミックスドミトリー 3000円

ベッド数 20床

個室 ◯ ダブルルーム1室

トイレ 3

シャワー3

共有ラウンジ ◯

共有キッチン ×

フリーコーヒー ◯

電子レンジ ◯

ポット ◯

Netflix / Amazon Prime

レンタルタオル ◯ 100

24時間玄関 ◯ デジタルロック

セキュリティーロッカー ◯ デポジット1000円

セルフチェックアウト ◯

駐車場 ×

 

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ランニングベア ゲストハウスってどんなところ?

 

私は沼津の後、東海道沿いに次に宿屋のある周辺ということで、駅徒歩1分の立地にひかれてこの宿をえらんだのだが、レンタルタオル100円をつけても3100円とお得だ。

 

日本人と外国人が50%ずつ来るという富士市のゲストハウスにはどんな人が訪れるのか。

 

主人が主に一人で経営するゲストハウスでは、富士山周遊の観光を目的とする外国人もやってくるという。

 

富士山観光のメインシーズンは7・8・9月。それ以外の時期はというと、近場の飲み会でよっぱらった地元客も来るという。

 

富士登山の日本人が来ることも多くあるということだが、東海道JR富士駅のホステルの真向かいから、登山口へのバスがでているという。

 

その他にも、富士サファリパーク観光に来る人もいるという。

 

この日も私が、ラウンジでくつろいでいると、主人は私との会話の時間を設けてくれた。日本人ゲストは、働く人ととゲストを分けるので、あまり交流をしない旅人も多いというが、彼は、可能な限りゲストとの交流や、観光案内を楽しんでいるという。

 

オーナーが直接やっている宿というのは、その人の人となりに触れることが楽しい。

 

私が旅する時間ができなくて、仕事を辞めた話をすると、彼もゲストハウスで働いては、3ヶ月ほどゆっくり時間をかけて、インドやヨーロッパを見る、そんな20代を

送っていたという。

 

そして、投資銀行ではたらいたという背景からも、今後社会で色々な職業が淘汰されていく中、日本の観光業の伸びには活路を見出しているという。

 

宿泊コンサルタントの目線から

 

たしかに、富士市は商店街が昔の通りあったり、個人レストランがあり、昔は産業がさかえていたということもあり、古くから観光業に力をいれていなかったというが、駅前の南側にはLIVEMAXホテルがあったり、宿泊ニーズのありそうな街だ。

 

市内にもう1件あるというゲストハウスは、戸建てで立地もここほどよくないということもあり、冬場の3ヶ月は平日3日はクローズをしているという。

 

日本を訪れる多くの外国人旅行者は、JRパスを使い、新幹線を巧みに使い、地方都市への観光の足を広げている。

 

富士山を見に来たの?という質問からはじまり、この界隈に詳しくない彼が教えてくれたことは、富士山観光の中心拠点は山梨側だという。

 

これも、先に挙げた富士市が観光業に力を注いでくる必要のなかった背景ということもあるのだが、実は山梨側の富士山観光には新幹線でのアクセスが良くない。

 

富士市は、車のナンバーを「富士市」から「富士」に変えたり、静岡県としても富士山という素晴らしい観光資源を意識し始めたらしい。

 

静岡の観光統計によると日本の観光地の中では発達が中流規模らしく、それもほとんどが日本人旅行者が占めているという。

 

主人は、熱海を例にあげて、「日本の地方には素晴らしい観光資源があるのに、欧米人旅行者が一切はいっていない街がまだまだある」といった。

 

札幌にいると、北海道旅行の多くの人がそこに宿をとるということもあり、旅行者がいて当たり前の生活になっていた。 日本に23度と訪れる旅行者にばかりあっていたけれど、まだ本州でも旅行者が入ってきていない都市や宿がまだ多くあるのだと感じた。

 

ちょうど、共有ラウンジをコーヒーショップに改装計画中だったことあり、私のインテリアコーディネーターとしての職歴をつたえていたので、その場でどのような、間取りや内装にするのか、速攻の宿泊コンサル、企画セッションがはじまった。

 

富士市の人口は、30万人ほどだが、これくらいの小規模都市を好んで旅行する層というのは、旅の熟練であるほど多くなる。日本らしさ、その地方らしさがそのまま残っていることが、旅行をして、自力で他の人にない発見をするという旅の醍醐味だからだ。

 

紙や自動車パーツ産業がメインだった富士市も、それが斜陽に傾きつつあり、観光に舵を切り始めている。

 

そんな少し前の昔が感じられる「地方の旅」というのは、やはり面白いと思う。

 

これは、大都市・札幌で宿泊施設を作り、運営し続けていた私の今の日本の観光業に求めることでもある。

 

旅は、地方が面白い。

 

だから、宿泊コンサルタントとしては、札幌も東京よりも不動産が安いという理由もあり、宿業が発達しているが、これからは、人口10~50万人くらいの中規模都市でもっともっと宿が発達してほしいと願っている。

 

そして、私はそのご依頼があれば、どこまでも行き、その立ち上げに尽力する。

 

ところで、ゲストハウスの名前でもある「ランニングベアー Running  Bare」の由来はどこから来ているの? と、聞いたところ、彼はこう答えた。

 

旅をするときというのは、旅行者にとって日常から離れて、人と出会ったり、いろいろ考えることをしながら、新しい自分で見つける時間だろ? それって、裸で走り回ってるみたいな時間じゃないか。

 

宿には、オーナーの旅行に対する価値観が反映されないと、流行らない。

これは、高級ホテルだろうが、1泊3000円のゲストハウスであろうが、いえることだ。

 

これからの旅は?

 

このブログを書いている間も会話をしていたのだが、富士市静岡市まで東海道を外れて海岸線を歩いた方が美しいと彼はオススメのルートを教えてくれた。

 

旅は、ノープランな方が楽しいだろ?

そう、東海道歩きだって、道を逸れた方が楽しいのだ。

 

出会った人にオススメを聞いて、行先が発展していく。

 

幸い、私の帰りチケットは、日付変更が可能なもので、今の所2月に差し迫った札幌での予定もない。

 

「ああ!静岡の外れから、伊勢神宮の方に船で行くのも楽しいよ!」

 

・・・ちょっとそれは、外れすぎかな?とも思うが、この先もまだ出会う人のお勧めで私の旅の寄り道は変わっていくだろう。

 

裸でつっぱしる。

 

行く先を決めずに、旅をする人が増えたら、ただの日本の観光発展よりもそれがどんなに楽しく素晴らしいものになるかを考えるとワクワクしてならない。

 

彼の旅の定義と、旅行者が得たいもの。それがマッチする場所が、Running Bare Social Hostel

 

宿オーナーの思いに触れて、旅のはじまりは、上々だ。

 

静岡県富士市の最安ゲストハウス、Running Bareの予約は【Booking.com】 から。