映画をテーマにした映画が好きです。
劇中劇のある作品だったり、
映写機が出てきたり、
あるいは映画の撮影所が出てくる映画が映画愛に溢れていて大好きです。
こんなことを書くのは、レディースデイの木曜日と勘違いして、
映画館で「今夜、ロマンス劇場で」を見たからだと思う。
主人公が白黒で登場してカラードされたり、
映像作品と現実がリンクする、そんな設定は大好きな
カラー・オブ・ハートを彷彿とさせる。
しかも現在から主人公の過去に回想されるストーリー仕立てなので、
舞台のメインが昭和30年代に設定されている。
その頃の映画撮影所や手書きのポスター、ロマンス劇場や映画助監督の主人公の部屋など、セットがたまらない。
綾瀬はるか演じるヒロインが登場する白黒映画も日本的なストーリー(それもきっと昭和10年代とかなんだと思う)でありながら、ローマの休日のアン王女をオマージュしていたり。映画の中のキャラクターという作られたものを演じるヒロインの存在自体が「僕の彼女はサイボーグ」も彷彿とさせていたし。
この作品を作った人みーーーんなが、映画が好きでたまらないんだろう、という愛情が伝わってくる。
にわかな自分でもこの作品に隠れたほか作品へのリスペクト探しも映画ファンにはたまらないと思う。
いい作家に出会えば、その作家のほか作品が読みたくなるのと同じで、
いい映画と出会うと「~~マラソン」がしたくなる。
俳優縛りや国縛り、もちろん、シリーズものは一気に。
私の場合はあまり監督縛りはしないのだけれど、
「タイムトラベルもの」のように「映画舞台を描いた映画」という縛りにはまりそうです。
ここで、ざっくり今まで自分が見た「映画に関わる世界を描いた映画」を思いつく限り、箇条書きにしてみる。
・雨に唄えば
・ラ・ラ・ランド
・マジェスティック
・チャーリー
・トロピック・サンダー/ 史上最低の作戦
・ヘイル、シーザー
・ムービー43
・ブギー・ナイツ
・アーティスト
・スーパーエイト
・イン・ザ・ヒーロー
なかでも、
イン・ザ・ヒーロー、ノッティングヒルの恋人それに今夜、ロマンス劇場で は正直「マイ・ベスト・5」にはいる作品だと思う。
公式ページで、インタビューまで読んでお腹いっぱい幸せです。
ちなみに、英語でmovies abut moviesで検索すると、
やっぱりビジネスの規模が大きいと作品数も違いますね。
掘り下げてみたい作品がたくさん。
この中に邦画がくるような世の中には、ならないのかなぁ。
さて、最後に映画ファンに問いたいことがあります。
劇中で引用されるチャップリンの言葉
「もし本当のロマンスと巡り合えたら、きっとこの世界も映画みたいに輝いて見える」というものがありますがが、
それを聴きながら私は、ある友人の言葉を思い出していました。
「人生って、映画より面白いもんだぞ。」
そんなことが言えるこの人ってすごいな~とその時友人にびっくりしたのは覚えています。
そんな人生でありたいと思いながら、映画ファンとしては、
「いやいや、映画の世界はやっぱり面白いよ。」と思うのでした。
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