札幌 旅ごっこ

最近、益田ミリさんの「47都道府県 女ひとりで旅してみよう」という本を読んだ。

 

2008年頃の本だったか、

イラストレーター、漫画家、コラムニストである益田ミリさんが

「1ヶ月に1都道府県ずつ、ひとり旅に行く」という企画ものエッセイだ。

 

旅の醍醐味である地元民とのふれあいなし、

同じく旅の醍醐味である(結構な頻度でデパ地下を持ち帰りホテルで食べるなど)

ローカルフードにこだわることもなく、

あえて著者はそこには言及していないけど、

後半から90%の確率でホテルでマッサージを受けている 笑

 

 

ああ、旅のスタイルって本当にひとそれぞれで自由でいいんだ。

「1ヶ月に1都道府県ずつ」

もともと 旅といえばお一人スタイルではなかった著者が選んだ選択肢は、

結構な罰ゲームばりの力み具合だ。

なので、中身はそんなに力んでいない。

 

この本に惹かれたのは間違いなく、

ライフワークバランスを呪文のように唱えながら、

自分の仕事と旅を天秤にかければ、旅を選べたのに、

会社全体やチームの仕事と旅を天秤にかける必要に迫られて、

旅を選べなかった自分の小市民性にあると思う。

 

「人間だもの」

 

人間にはどうしても、社会性があるので、

自分は人を大切にしなくとも個人を優先していけるかと思っていたけれど、

箱を開けてみればあっしも小市民。

良くも悪くも可愛い部下たちに情が流されたということにしておこう。

 

サク旅とか、短期旅に幸せを見出さなければ、

楽しくやって行けないという必然に迫られたかのような出会いだったのだ。

 

長々書いたけれど、論点は、

旅に飢えすぎた時に「旅っぽい1日」を過ごすにはどうするか。だ。

 

旅=非日常

 

普段はしていなくて、旅の時にはしていることはなんだろうか?

 

私の場合は、

  • 一応メジャーなスポットには足を運んで、その町の空気を掴むこと。
  • ほかには旅は歩くことだったり、
  • ローカルな映画館に行くことだったり、
  • 昼から酒を嗜むこと。
  • やりたいやりたいと思いながら、やっていないことに挑戦するのも旅の醍醐味。
  • ゆっくりと考える時間をとって、文章を書くことも旅の期間にしかなかなかしないことだったりする。

 

ということで、それを札幌でやってしまおう。

という横着企画が今日の「札幌旅ごっこ」だ。

 

家をでて、午前中は少し仕事やら私事やら、ちょっと片付けをしてしまったのだが、

 

そのあとはあてもなく狸小路へ。

もともとは、行きたいカフェの道のりだったので、

一番旅っぽい道を選んだだけなのだけれど。

 

そして、ふらりカフェでおしゃれにランチのはずが、

旅は酔いどれに始まれり!とでもいうべく、

「たこ焼き・ハイボール」の看板につられ、カウンター席にかける。

 

そして、いくらか気にせず食べたいように注文すればいい。

「札幌なのにたこやきかよ。」と旅ごころに自身に横槍をいれられつつも、

ちょっと普段より奮発してメニューを選んで、食べたいものを食べる。

「お通しでーす」といわれて、手をつけた殻付きピーナッツが、

三百円とかかれた札を見つけた時にはすでに遅し。

ぼったくられるのも旅の醍醐味。

嫌な気分にならないようにと、もちろん、調子にのって2杯目をオーダー。

 

いい感じにほろ酔いになったところで、よし!と

調子にのって挑戦気分になったついでに 

4~5年近く「100のリスト」に王座のごとく鎮座し続ける

シアターキノで映画を見る」にようやく挑む気分になる。

 

挑むといっても、こんなに簡単なことだからこそなかなか手をつけないのだから、

おかしなだ。

 

4月から学生証を薄い財布の中にも必ず持ち歩き、学割制度に感謝しつつ、

バトルオブセクシーズ を鑑賞。

 

時間がある時には、旅先で映画に行くのが楽しいのだが、

(普段は映画館で見るといい!なんてそんな豪語もしないタイプなのだけど、

旅先で映画をみるとよりその作品が記憶のこる、ような気がする。)

札幌では珍しく単館系のシアターキノにおいて、

エマ・ストーンとスティーブ・カレル作品が10分後の上映だったなんて、

ライトなコメディ好きにはありがたい幸運だった。

 

そして、そのあとは、当初の目的地だったワールドブックカフェへ。

WiFiがあって、ゆっくりできて、雰囲気がある

(最近は人気すぎてちょっと混み具合が難だけど)。

そしてその名の通り、旅本が多い。

(数年前に行った時よりも、TRANSITとかではなく、

いわゆるガイドブック系が充実しているチョイミーハーカフェに変わっていて、

ちょっと本気の旅好きには物足りない場所になってしまっていることは追記しておく。)

 

それでも、旅ごっこのカフェにとしては、優秀な場所なのだ。

 

そのあともう少しゆっくり出来るカフェを求めて、IKEUCHI へ。

 

Fのカフェ森の間、 2Fタリーズとはしご。

 

夜の楽しみ時間までをゆっくりと過ごす、

旅の中の旅の休日時間ということにしておく。

 

ちなみにこの3件の中で一番ゆっくりできたのは、

3件目にようやくたどり着いたタリーズだった。

 

2件目の森の間では、WiFi も、電源もことごとく断られたどりついたタリーズの方が、

マグで飲めるし、安いし、WiFiも電源もあったし、それから椅子の座りごごちも良かった。

 

IKEUCHI 2Fタリーズタリーズの出店は、公共施設や市立病院など色々あるけど、

絶妙にクローズな空間で、たどり着いたものが落ち着ける空間つくりが最高だと思う。

 

ちなみに、美味しいスイーツ系や内装おしゃれ系のカフェに行くと、

大概の客層が女性2名ずつなのでこっそりどんなお話を世間様がしているか知りたい時にはいいのだが、作業をしたい時には苦手な方には環境的に厳しい。

 

その点、タリーズはお一人様が多く、珍しくお二人様がいたとしても、

WiFi環境のおかげか、長居できる環境のせいか、

リビングでくつろぐようにイヤホンで動画を見ていたりするので非常に過ごしやすい。

 

その時々に合わせて、カフェの使い分けを考えたい。

 

今日は明日の仕事もあるので、ここまでにするけれど、

コンプリート版の旅ごっこがしたければ、

あとは、ぷらり夜の繁華街を歩き、ふらりと食べたいものを食べ、

家に帰らずに市内でも宿泊先を見つけてしまう STAYCATIONステイケーションをすれば、ゴールだ。

 

旅ごっこは他の街に行く必要もなければ、それを数日続けることもできれば、

数時間~半日で満たされたらそこでゴールを決めてもいいゆる~いお一人遊びの方法だ。

 

時間もかからなければ、お金もさほどかからない。

 

やろうと思いながら、手をつけていないこと、

行きたいと思いながら、足を運んでいない店などを開拓するのにも最高のチャンスだ。

 

旅ごっこは一人である必要はないし、

今回は当日思い立ってだったので、

「札幌らしく・私らしい」スタイルの札幌旅ごっこにしたけれど、

これは、札幌にいながらでも「東南アジア気分のゴージャス女子風」とか、

「おこもり秘境温泉・文豪執筆」「秘境ハンター・インスタ女子」など

ごっこなので、都心部に住んでいる人であれば行く場所と持ち物と衣装次第で

一つの街にいながらにして結構なパターンが楽しめたりする。

 

「旅ごっこしてないで、本物の旅にとっとといけ」と言いたくなるところだけれど、

実は今日は会社に行くつもりの日を「サボりたい気分につき、旅ごっこしちゃった日」だったので、小さな冒険であることは許されるといいなと思う。

 

ゆるーい連載になるかはわからないけれど、気が向いたら文章にしていこうと思う。

 

札幌旅ごっこ:

 

狸小路 たこ焼きハイボール 1850円

シアターキノ 映画鑑賞   1400円

カフェはしご 1500円くらい

交通費            600円くらい

合計                                          5350円