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旅×本おすすめ:世界一周するときに読みたい本13選

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旅と本というのは、とにかく相性がいい。旅の間に読みたい本もあれば、旅の前に読むのに適した本もある。もちろん、目的も様々で国別に読むのが良ければ、時代別に読む、ジャンル別に読むなど読み方は様々だ。

 

私自身も一口に旅と本を語れないし、国別に読むこともあれば、エッセイばかりを読むことがあったり、あるいは旅の哲学に傾倒することもあれば、学術的に読むこともある。だけれど、いつでも変わらずに気軽に読めるのは、「旅」をざっくりと捉えて、全てを見に行く前に読むような「世界一周向けの読書」はどんな時にでも読めると思う。

 

今でこそ、世界一周にこだわる必要性は感じないけれど「世界一周に行く」という事は日本人にとって社会から長期ドロップアウトする言い訳として長い間上位に君臨していると思う。

 

「世界のすべてが見たいから」という前向きな受け取り方もあるだろうけれど、逆を返せば「これ」と一つ深堀りできないでいるので包括的に見る事を選ぶとも言えるのだと思う。

 

私の場合は、「世界一周します」という宣言をまさしく退職時に述べたそのうちの一人であるし、旅の間も「世界一周している」というのがどこか「自分て今、すごいことしてる!」という勘違い甚だしい優越感へのパスポートのようにその言葉を大切に握りしめていた。

 

結果からすると、私は世界一周を半分まで行ってやめた。単純に、やめた理由は、それを楽しめなかったからだ。

 

そして、「仕事も旅も両方を同時並行でやることが幸せ」でも、「フリーランスとかノマドじゃなくて、地に足をつけてビジネスをしたい」とだけ漠然と思っていた。帰国から丸4年が経過し、今の私は旅と仕事の両立の方が素敵に思えて、「世界一周」というステイタス欲しさに旅する事をやめたが、相変わらず旅をする事は楽しんでいる。

 

そして、旅をすることを毎年継続して楽しめるのは、限られた時間で凝縮する分、計画もするし、日本にいる時間でたくさん憧れを持ち続けている事もあると思う。

 

6年前に、世界一周をしようとおもって読んだ本たちがあった。今も形は変わったけれど旅の目的地を探すときに、時々読み返したりしている。

 

まとめて旅をすると見える事、短期だから見える事。どちらにも長所と短所がある。

 

だけれど、紀行にしても、まとめ本にしても、旅に関する本は地域を限らずに書かれた本の方が好きだ。

 

そして、6年前にも自炊した本を数百冊もって旅に出たのだが、今日はその旅の本棚の中から数冊と帰国後に読んでさらによかった本をお勧めします。

 

ちなみに、アルケミストはいいと思うけれど、紹介しつくされているのでここには記さないし、内容のない自由と旅を語る文章が無駄に羅列される多くの紀行文にはハズレも多いです。つい、全部読もうとして私も買ってしまったのだれど、オススメされない本には、やはりオススメされない理由があるということで、本当に好きな本だけを紹介します。

 

旅心をくすぐる本6選

 

ー行かずに死ねるか!

 

石田ゆうすけさんの処女作だが、これは自転車旅をするチャリダーのバイブルだと思う。実際にエンターテイメント紀行として、どの旅本よりも楽しくて深夜特急よりも私はこちらの方が面白いし、私の中で永遠の旅本1に君臨し続けている。いつか、ドラマ化してほしい作品でもあります。ちなみに、石田さんの世界一周をつづったその他の2冊も同様に楽しめますが、一冊だけ選ぶなら間違い無く、これ。

 

ー遊牧夫婦

帰国後に読んだのだけれど、紀行作家の中でも文章が特にルポ的にもエンタメ的にも、完成されていて、いかにもライターさんの書いた本という旅本でした。近藤雄生さんは他にも、執筆されているのだけど「遊牧夫婦 はじまりの日々」という別出版社からでた文庫本は上の原盤の焼き直しまんまでした・・・。こんなにも、同じ話を別の書籍で使い回す人も珍しく、一冊読めばいいんだけど、その一冊の完成度は高いです。

 

ー放浪哲学

この本、すごくマイナーで普通の実直な人が出した本なので文章のうまさとか、そんなものはないのだけれど、自転車旅のリアルを「キラキラさせよう」とするのではなく、ありのままに伝えてくれている本だと思います。普通の人、というより日本社会の中では不器用に生きていそうな中西さんのありのままの話が素敵です。

 

ーはじめての世界一周

記念すべき、1冊目の世界一周本でした。写真と、読みやすいまとめと吉田友和さんの本は他にも色々ありますが、どれを読んでもハズレのない作家さんです。こちらは、ビジュアル多めですが、一冊持っておいて単発でどこかの国に行く時も、開いてい参考西ています。 

ーしてみたい!世界一周

 

吉田友和さんは旅本ライターとしては、40代トップかな?ノウハウがさらりと新書とかでも読める作家さんで、「はじめての世界一周」がヴィジュアル系なのに対してこちらはもっとノウハウ系でした。両方合わせると一組の旅のスタイルもわかるのでオススメです。

 

ー12万円で世界を歩く

10代の頃から目にしていたヴィレッジヴァンガードの平積みで異彩を放ち続けた下川祐治さんの「12万円で世界を歩く」。物価の安さ、とにかくバックパッカー以下の貧乏旅行が衝撃的でした。LCCネタのオールカラー本とか下川さんが出してたりするんですが、とてもこの本の印象が強すぎて読もうと思えません。当時の物価に対するショックを受ける意味でも昔の海外を知る前に読んでから出発してほしい一冊です。

 

 

旅先を決めるのにオススメな本

 

ビジュアル重視で、いまでもふらり旅先をもとめてぱらつかせるのは写真集的な本たち。写真集系は高いけど、年に何度も開き直すことも、文庫本よりずっと多いので、私は大切にビジュアル本だからこそ、お金をかけて買うようにしています。

 

ー5日間の休みでいけちゃう!絶景・秘境への旅

絶景・秘境というだけあって、自然系の目的地をピックアップした一冊。アウトドアを旅の主目的に抑え流ときに参考にしたい本。

 

ー5日間の休みで行けちゃう!美しい街・絶景の街への旅

 

可愛い街の空気につつまれたい女子向けガイドブック。街に滞在するだけで、世界観を楽しみたいライトな旅先探しにも使えます。

 

ー7日間で人生を変える旅

体験特化型の目的地探しに使える一冊。人生観を変えたいときにも、どんな経験を通して人生を変えたいのか、ページをめくるとその国その国らしさが伝わってきます。タイトルは大げさなので、実際にそれらの体験をじっくり掘り下げる参考に使いたい入り口のガイドブックです。

 

めくればはじまる世界一周

 

死ぬまでに行きたい!世界の絶景

 まさに、絶景本が流行り始めた6年前。まだまだ、メジャーになっていない旅先も紹介されていたのが印象的でした。短期旅を意識して、ベストシーズンやトータル費用も紹介されていたので、今でも使える一冊です。そのあとのシリーズは読んでいないのだけれど、まずはこの一冊から始めたい。

 

ー365日日本一周絶景の旅

 

最近、書店で見かけてどうしても欲しくて買ってしまったシリーズ。国内旅行の機会が増えてきたので、そしてテレビをあまりみなくなった今、包括的に面白そうな国内の旅行先探しに一役買っています。これをみて、次の国内旅の行き先を決めました。

 

ー365日世界一周絶景の旅

 めくるたびに、ここに行ったな~。とか、ここは絶対に行くぞ!と常に旅心を刺激してくれます。この手の本は何度見ても飽きません・・・。

 

今、キクアヤは藤原新也さんの「印度放浪」を読んでいます。

楽しい旅×本ライフを〜。