2017年の夏にスペインの巡礼の道を歩いた時に、クレデンシャルと呼ばれる旅人手帳、パスポートにスタンプを押してもらえることにハマりすぎて、1冊で充分な手帳を3冊も集めていました。
集めすぎると覚えていないスタンプもあるのですが、このスタンプを押してもらった宿であの人にあったな~。このスタンプはあの街であんな話をした時のものだ。などと、あとで読み返すととてもワクワクします。
旅している途中も、お互いが集めたスタンプを見せ合ったり、スタンプは御朱印と違い、国境を超えて集めることもできるし、旅のお供にはぴったりなのです。
そして、いよいよ大人のスタンプラリー!!と思って、スタンプ帳を遅ればせながら、先日の山形旅行から持ち歩き始めました。
こんなことなら、今までの17カ国の旅と数回の国内旅行にも持ち歩いておけばよかったと思うけど、今からでも遅くはないのです。
と、いうのも、「風景印」という存在を知ってしまったから~!
風景印(ふうけいいん)とは、郵便局に配備されている消印の一種である。風景印(風景入通信日付印)は郵便局に配備されている消印の一種で、局名と押印年月日欄と共に、局周辺の名所旧跡等にちなむ図柄が描かれている。大きさは直径36mm以内で形は円形が基本であるが、特産品などをかたどった変形印もある。押印に際しては鳶色と呼ばれる赤茶色のスタンプインクが使われる。通常の黒色の消印とは異なり、郵便窓口等で利用者から申し出があった場合に押印してもらうことができる。
引用元:wikipedia
そう、この風景印、郵便を出さなくても記念に押してくれるそう。なんで今まで知らなかったって、だって消印で見たことないですもんね。
2018年1月1日時点で営業中の全国24050の郵便局のうち、11139郵便局(うち35は簡易郵便局、7は分室)に配備されている。配備数は北海道(882)や東京都(652)、愛知県(650)、神奈川県(450)、兵庫県(425)、静岡県(415)などで多い一方、佐賀県、宮崎県、山梨県、香川県、沖縄県など100局未満のところもある。
引用元:wikipedia
100局未満のところもある・・・・って!!
ややっや、多すぎるでしょう!!
道の駅のスタンプラリーどころじゃないじゃないですか。
しかも、南極、昭和基地バージョンとかもあるという。
引用元:wikipedia
郵便局のホームページを見ると一部「廃止」で止まっているところがあるのが、気がかりではありますが、国内旅行が俄然楽しくなりますね。
「札幌駅パセオ郵便局」とかもあったり、生活圏とか特に特別じゃなさそうな場所でも集められそうです。
引用元:風景印 - 日本郵便
もともと、印鑑文化なアジアに置いて、ここまでイラストとかにこだわってそういうことを全国的にやっちゃうっていうのは日本らしいな~と思う。世界中探しても、国中でこんなにイラスト制度の高い画一的なスタンプラリーやってる国なんてあるんでしょうか?
ちなみに、この風景印が紹介されていたのが、昔NHKで放送されていた「街道てくてく旅」という書籍でした。
たまたま、東海道とか街道歩きに関する書籍を集めようと思ってポチったものだったのですが、元プロサッカー選手の岩本輝雄さんが東海道を歩いて毎日中継していた2006年頃の番組だったようで、その中で岩本さんが絵日記にこの風景印を土地土地で押していたのでした。
先日はあちゅうさんのサク旅も読んだのですが、私はやっぱり「一つのテーマに絞って短時間で」というのがどうも苦手で、「長期でどっぷり、一度にたくさんの欲張りを満たす」という旅のスタイルが好きです。
東海道歩きだって、五十三次の風景写真を浮世絵と比較したいし、本来の目的の歩き旅を満喫したいし、土地土地の美味しいご飯もいただきたいし、「五十三次」の言葉の由来が「53人の賢人」なら、実際に出会ってみたいし、昔の旅人の格好で歩いてみたいと思うし、スタンプラリーだって制覇したいわけですよ。
会社では、電子印の導入とか必須だと思うし、契約書がペーパーレスじゃない文化には生産性低っ!!てアンチになりますけど、スタンプ本来はイラストを楽しむものだと心から思う。
風景印を知って俄然、スタンプラリーが楽しみになりました。
今の今まで、風景印の存在を知らなかったのだけど、これって有名なのかな?