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映画レビュー:君の膵臓を食べたい

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死ぬまでにやりたいことリスト、 真実か挑戦か、この作品の軸にある浸りの関係性をリードするやりとりは、アメリカ文化が軸にある。

 

きっと、原作の作者はアメリカ映画好きなんだろうな~。

軽い設定だな、と思ったのもそのはず、原作はライトノベルなのだ。

 

納得しながらも、この手の軽い青春邦画は近年ピュアな心を取り戻したくて(ただ単にながら見しやすいだけとも言える)端から端まで見ている方だ。

 

余命わずかながら、元気に健気に日常と向き合う女の子。これって、日本独特なヒロイン像だと思う。

 

高齢化社会といわれながら、娯楽映像作品が若年をターゲットにしているのには、疑問が残るのだけれど、日本人は大人になっても「少女漫画」「少年漫画」の世界を好きでい続ける、ある意味未成熟な好みを持っているのかもしれない。

 

インド映画はエンタメ重視で、ストーリー性は強く求めない。

ハリウッド映画は、エンタメ重視の、経済重視(売れる主義)、

映画に娯楽以上の意味と深さを付加してなんぼは、単館系のヨーロッパ映画、インディペンデント映画といったところか。

 

こういった「余命いくばくもございません系」と言えば、ざっと思いつくだけでも「余命~の花嫁」とか、「100回泣くこと」、「僕は昨日明日の君とデートする」、「orange」もそうだったような・・・逆バージョンでいったら、「僕の初恋を君に捧ぐ」とか桜ソング、アメコミ原作ハリウッド映画並みの人気シリーズだ。

 

言い換えれば、売れるものの輪切り金太郎飴と言えなくもない。

 

ちなみに、「君の膵臓を食べたい」は見事に、書籍好きのための物語。というこれまた読書好きには、売れすじな設定も忘れない。

 

ただただ、読書に関わる設定って、物書きさんが近寄りやすい種類ではあるのだろうけど。池井戸潤さんが、銀行系の設定の小説を書くことと何ら違いはない。

 

高校の図書館と、図書委員、図書分類番号とかの設定は、映画好きだけでなく、読書好きとして見入ってしまうので、ヒロインの終わり方とか、最後の見せ方とか、本来安っぽいはずの分類番号のエピソードとか、桜のイヤリングとか、ガム好きの同級生とか、伏線の回収すらも許せてしまうあたりがとってもずるい。

 

ちなみに、本にまつわる環境をで映像化した作品をあげると、書店がでてくるのが、「ユー・ガット・メール」「ノッティングヒルの恋人」「苦役役者」、「図書館戦争」、出版業界を舞台にしたもので、「LIFE!」とか「プラダを着た悪魔」、「舟を編む」、ドラマだけど「校閲ガール」、「重版出来!」などなど・・・。

 

脱線しましたが、かる~く見れる映画です。

 

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