こんにちは。キキ@札幌食べ歩きはまり中です(@destiny_is_moc)。
ひとりごはん、の札幌食べログ、予算は制限なしに行くことが多いのですが、先日いったらラーメン屋さんは増税後にもかかわらず1杯500円を死守しながら、クオリティ維持の一品でした。
らーめん、サッポロ赤星さんです。
狸小路7丁目の8丁目端側。
この札幌らしくない、狸小路の端の端。
30代半ば、両親世代も御用達だった プチプラファッションの紅屋がなくなり、中川ライター店がなくなり、ホテルも増えて、これからも増えて、東アジア圏旅行者向けのドラッグストアと、小規模ホテル、観光フードストリート的な存在へと今も変貌をとげ続ける狸小路商店街ですが、札幌で一番「内地っぽい」雰囲気が流れるエリアです。
なんとなく、大阪とか名古屋の商店街を歩いている気分がして、札幌にいながらふわっと日常の中の非日常をくれる狸小路が大好きです。
ふらりと歩いた昔からあるレコードショップの中は、ランチタイム真っ盛りに小さな店内に5−6人、の70代おじさんたちが各々掘り出し物を探していて、小さな幸せを覗き見できたような気持ちになりました。
中でも、大好きな7丁目なのですが、観光向けではなく赤星は、普通に地元民に愛されるラーメン店です。
今時、らーめん500円をしっかり歌ってくれるお店は郊外でも珍しくなってきました。
ちなみに、1日150食限定となっていましたので、おそらく夜いっても早めに店じまいをされているのかもしれません。
店内には、一杯税込500円維持のために、夜の人経費カットを選んだという張り紙がありました。
お店の矜持をひしひしと感じます。
おすすめの醤油らーめんと、あさりご飯です。
カウンターのみ10席程度の小さなお店さん。
こってり系の醤油ラーメンは、とてもあっさりとした縮れ麺、香りの強い磯のり、ほろほろに煮込まれ尽くしたチャーシュー、500円なのに、しっかり原価を落としていない味が伝わってきます。
あさりご飯も甘じょっぱいタレがしみしみで、うまかった〜。
ちなみに、奥にある「さばにんにく粉」を適宜足しながら食べると、ちょっとふりかけるだけで、スープの味がしまるので、最後まで美味しくいただけます。
提供されたラーメンの熱さ、丼が深く、たっぷり飲めるスープ。
さばにんにく粉が300円で売られていましたが、赤星のラーメンといただくために、また、来たい。心からそう思えるお店さんでした。
帰り際に、香りのつよかったのりの美味しさの根元に納得。
一幻なんかより、ずっと大好きです。
いつまでも、変わらず狸小路にいてほしいな〜。