A perfect bedroom is both stylishly practical and sedutively comfortable.
休日に自宅のように寛げる空間を探してブックカフェへ足を延ばす。
今日は南3条西1丁目のBrown Book Cafeへ。
普段中心部で仕事をしていないと、自分が生まれ育った町だとしてもそこは日常的に足を踏み入れる空間ではない。
気がつけば狸小路に昔あった映画館はいつしか劇場になったとは記憶していたが、さらに外国人観光客向けに忍者ショー(恐らく日時が書いていなかったので、常設アトラクションなのだろう)やよさこいや三味線といった文化的パフォーマンスが二千八百円と、「夜の札幌にはエンターテイメントがない」と嘆いていた同業者がいたけれど、しっかりと行動の早い人はコンテンツを作成してくれている。
車を所有しなくなって、とんと休日は地下鉄沿線でできることを探す。そうすると、否応なしにご飯やカフェを目的に足が進むものだ。散歩といっても、どうしても街歩きよりになる。
ふらり、和田ビル3Fへ。
目下、日常を楽しむためにブックカフェを探そうと思ったのは1ヶ月ほど前のことだった。
特にコーヒー通ではないので、正直、「本のある空間」が目的で、カフェ利用は本当はお茶の方が好きだったりするのだけれど。
札幌にはブックカフェで検索すると10件くらいが見つかる。
そのなかで、world book cafe は旅と本をクロスさせているので、きっと旅に植えた札幌っ子や、あるいは旅さきでも本に触れたい 本女子が道外からわざわざ足を運ぶような場所ではないだろうか。
私も3年ほど前に一度だけ、旅本に埋もれたい欲求を募らせて足を運んだことがある。
今日足を運んだbrown books cafeは中心部にあるということでアクセスの良さとそれから内装に惹かれて選んでみた。
結果
としては、コーヒーはそれほどでも。
機械的なミルの音が、店内に響いいてしまうのはちょっと残念。
あとは、建物自体が木造で古いので、窓席だとどうしても外の喧騒の音がきになる。
しかし、土曜日の14時前にランチの後まっすぐ向かったのだけれど、
誰もいない店内は一人で自室にいるようで、空間としてはピカイチだ。
週末は唯一のフードメニュー、スパゲッディミートソースがお休みなことも手伝っていいのか悪いのか、
本当に隠れ家、である。
また、店内に置かれた古本は洋書が多いようで、個人的にはたまたま気に入った角席の近くに置いてあったのが、インテリア系の本でポタリーバーンの寝室の作り方、世界のホテルセレクションなどの洋古書があったので、なんだかんだ仕事よりだが、好きなものは仕方がない。手に取ってしまった。
A perfect bedroom is both stylishly practical and sedutively comfortable.
完璧な寝室は、洒落ていて実用性があり、また誘惑的に快適なこと。
宿泊施設を作る身としては、美しい理念でありその言葉遊びにも惹かれた。
15時近くになると来客がちらほら。
私はというと、店内左端の席に落書き帳やスタンプをみつけて、
「お、これはスタンプラリーをはじめろ」というサインだな、
なんて勝手にサインを受け取る。
本、空間、ご飯とか、ジャズが流れて、スタンプetc etc
基本好きなものによっていくと、好きなものに囲まれる。
引き寄せの法則というのはそういうことなんだろう。
ちなみに、このお店さんはメニュー以外の店内撮影が禁止なのだが、
そこにそうする理由が見えない。
理解できれば私も気遣うのだけれど。
ちなみに、やはりカフェタイムになるとおしゃべりに興じる女の子がこの店にも増えるので、ゆっくりするには時間をずらすのが一番なのだろう。