突然ですが、皆さんはどんな方法で旅サービスを利用していますか。観光地の探し方だったり、旅の楽しみ方だったり、宿の予約方法だったり。ハウツーに乗っかりすぎるのは嫌なのですが、今まで、バックパッカー、歩き旅、自転車旅、ドライブと色々なスタイルで旅行をする中でその時々によって使うサービスが変わったり、世代の変化やスタイルの変化に応じてやはり使うサービスの違いの振り幅の大きさを感じています。
プロセスとか、結果が出る前ってなかなか人の頭の中は見えにくいもので、そういったことが見れたら面白いな~と思うので、今日は「旅の計画解体新書」を書いてみたいと思います。
先日、仕事で一人で使える宿の広さについて話していたのですが、出張の時に割り当てられた1泊2万とかする四つ星ホテルの部屋を想像して会話をしていたら、通常の出張はアパホテル(1泊4000円とか?)でワンルームより小さな18m2だよ・・・。といわれて、そういえば自分のお金で旅行する時なんて、ドミトリーだったら、二段ベッドの2m2が自分のお部屋サイズなわけで、スタイルによる旅の違いをまじまじと感じていました。
協調性のかけらが皆無で、あまり旅人仲間がいたり、日本人宿に行って仲間をつくったりというタイプではないので、断然一人旅ではあるのですが、自分の旅スタイルのまとめに今現在の利用サービスをもとに、旅のスタイルをまとめてみます。
過去の旅のスタイル
5年前くらいまでは旅行に行く時には、「地球の歩き方」を見て観光地を調べたり、世界のまとめ系の絶景本を見ては行く国のスポットがないか調べたりしていました。
その頃参考にしてた書籍たち→
destinyismatterofchoice.hatenablog.com
なかでも、まだブログランキングとかが残っていた時代だったので、一番参考にしていたのは、個人ブログでした。交通機関の金額を調べるときとか、街と街のつなぎ方とか、今思うと誰かの旅をなぞるような旅が繰り返されていた時代だった気がします。
宿は、事前予約はあまり利用していませんでした。hostel.comを一番利用していました。宿探しにも「ケアンズ ゲストハウス おすすめ」とか日本語で検索して個人ブログのオススメをみて、それから【Booking.com】 でレビューをみて、あとはその価格をもとに現地で突撃して値引き交渉をするスタイルでしたが、今思うとかなり無駄な労力をかけていましたね・・・。それと、Couchsurfingを使っていましたが、これは長期旅ならではの利用ですね。
当時は、楽天銀行の海外キャッシングできるカードを利用して、あまりクレカ精算をしないキャッシュメインの貧乏旅でした。
オーストラリアとニュージーランドでは、合わせて4ヶ月近く滞在した割にはワーホリ旅行者と付き合いがほとんどなかったので、札幌にいたニュージーの友人から聞いた「リロケーション」という言葉をもとに「キャンピングカーを1日1ドルで借してあげるから、そのかわり弾丸で指定都市まで届けてね」というサービスを使い倒していました。
現在の旅のスタイル
年に2回の海外旅行と1回の長期旅行を目標に日々生活しています。旅が細切れになった今、5年前よりもさらにレビューに踊らされるようになった気がします。それはそれで、ハズレを引くことも減ったのかもしれないけど、「歴史がある=レビューが蓄積される=ヒットしやすい」というサイクルで定番でないものには、もしかしたら出会いにくくなっているのかもしれません。
旅先を決める方法
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飛行機のチケット予約
短期の弾丸はLCCのメルマガ登録をしておいて、通知に合わせてセールで「安く行ける」ことを前提に旅先を決めるようになりました。目的地が決まっていて、そこに合わせてチケットを取るというよりは、安いからチケットを買って、その後やりたいこと、行きたい場所や目的を後付けするスタイルです。どこでも、旅は楽しい!とわかったからでもあるし、その中で世界地図の塗り絵をしていくように旅をしているからではないでしょうか。
例えば、直近でインドに行った時もインドに行こうと思ったのではなく、「中期旅をしよう」と思い立って、スカイスキャナーで安い中期旅向きな目的地を探して、インドにした という経緯があります。
→スカイスキャナーで、目的地を決めずに安いチケットを見つける方法
あとは、~月に休みが取れるから、計画するぞ!というときは、目的地の絞り方として、dliftというサイトでベストシーズンを調べて、それと照らし合せをしながら旅先を決めたりもします。
エリアごとだけでなく、月から旅行先を探せるのがいいです。
「祭りが好き」、「フリーランスの旅ノマドなので物価が安くて長期滞在できるから」、「インスタをやっているので可愛い場所に」、とか絶対的に決まったテーマがあるわけではないので、それらをクロスして後からゆるゴールを設定する感じです。それでも、納得して毎回楽しめるのは、多分wishリストを常日頃からストックするようにしていて、興味が散らばっているので、どこで何をしても「やりたいことだった」ということだからだと思います。
destinyismatterofchoice.hatenablog.com
あとは、スカイスキャナーで最安金額を調べたらあとは自力で直接予約に切り替えてさらに有利な乗り換え便になるように予約します。
2.遊びに行く場所を決める方法
google mapは特に、行きたい場所をランダムに保存だけして、「それが何の場所なのか」というのをメモせずにミステリーツアー気分で巡っています。(アジアばかりなので、かなり偏った記録になっています。)
あとは、google mapでレビューの高い場所を検索すると必然的に、その街の観光地が網羅されています。実際に知識が欲しい時は、現地の教会とか観光地とかwikiを読んでます。専門用語が難しいので、英語のオーディオガイドがわかりません・・・。
Trip Advisorも街の名前を入れるとあとは、高レビューのスポットがわかるので、やはり同じように調べています。
もう一つは、「India to do」「Varanasi to do」のように英語のオススメスポット10まとめみたいな記事を検索します。未開拓の新しい発見ができるかについては、どんな国でもまず旅慣れた欧米人が入って、次に日本人がぱらぱら増えて、次に韓国人、中国人が行き着いたらメジャーで観光地化が完全に終わっているというイメージなので、自然と英語で検索すると情報量がぐっとあがるので、まとめ記事だとタイトルの斜め読みだけで情報が入っていきます。
3.アクティビティに参加したい時
Airbnb 体験
Airbnbの体験は、クラフト系、フードウォーク系など1日体験系が強いです。アウトドアツアーは個人ガイドの場合保険に入っているか不安なので利用はしないけど料理教室や食べ歩きなどはTrip Advisorではあまりでてこないので、気軽にでも食にこだわりたいときに利用できます。
Trip Advisor
アクティビティは、特に国ごとに予約サイトが乱立していますし、Airbnbは網羅していない街もあるので、Trip Advisorが掲載件数は一番です。私も、これで、日本語サイト経由の予約だと固定価格で2時間400INRのヨガレッスンを寄付で200INRの半額で利用しました。同じ会社でも経由が違うだけで半額なので、日本語だけで旅行をするってやはり高くつきます。
現地
あとは、オプションは現地にいってからというのがやはりいいと思います。インドの列車チケットが個人で手配できなくて、複数の路線を申し込むついでに観光登山鉄道のチケットもあわせて申し込みをしたのですが、手数料を取られた挙句旅行会社経由価格になっていたので、実際には現地の窓口で買えば25%くらい安かったというのもありました。
4.宿泊先の探し方
今一番メインで使っているのは、Booking.comです。ゲストハウスに宿泊することが一番多いので、キャンセル料もかからないし、ま【Booking.com】 で仮押さえします。地味に数回利用するとジーニアスという割引率の高い会員にすぐ昇格できるので、リピートする価値が高いです。
Agoda
個室に泊まることが確定のときは、Agodaです。なぜか、AgodaとBooking.com両方に掲載されている個室ホテルはAgodaの方が安い傾向にあります。ので、仮押さえした宿が【Booking.com】 より安ければAgodaに切り替えて本予約にします。
Airbnb
1週間1都市以上滞在でゆっくりしたいときにだけ使います。AIrbnbは完全にホストで選びます。チェックインのときに、ホストとあって鍵を渡してもらいそのときに現地情報を聞き出すことが多いです。逆に、対面でスケジュールをあわせないといけないので、2、3泊で出なければならない時はそのために待ち合わせのやりとりが面倒なので短期滞在には向いていないと思います。あとは、やっぱりAirbnbなのでインテリアも個性の光るおしゃれな部屋に泊まりたい!ちょっと贅沢したいときに利用します。上の写真も実際にスペインで泊まったお部屋です。
5.旅仲間との出会い方
Couchsurfing
今でも、WinWinな関係が気づける時はCouchsurfingで宿泊リクエストすることもあります。でも、Couchsurfingはどちらかというと「その街にいる面白い人に会いたくて」利用するサービスです。 Hangout機能で「今近くにいる遊びたい人」と合流することもできるのですが、たった2時間とか半日を過ごす人と初めましての自己紹介を繰り返すのはかなり疲れます。ので、実際にその街の人と、「1日だけ一緒に情報交換しない?」みたいなノリで自分が提供できるものをギブしてかわりにローカルと1日遊ぶだけでなんとなくその地元の遊び方がわかるみたいな感覚が好きです。
いろいろWeb上に、旅仲間募集とか、体験を記録するのに特化した旅のwebサービスもたくさんありますが、結局あまりどれも実際に利用するに足る魅力のあるサービスは少ないのかなという印象でした。結局のところ、「個人手配はすべてのサービスをオーダメイドするものである」ということなのかもしれませんが、紀行好きとしては、人の旅が覗けるってとても面白い事だと思うのでした。
持ち物編はこちらから →
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