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【旅日記】東海道五十三次:歩き旅:14日目

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東海道五十三次

2020年1月23日 木曜日

東海道通算14日目

 

本日のルート

本宿~2.4~藤川~6.6~岡崎~14.9~知立 total 23.9km

 

本日の歩行数:41,924歩

江戸日本橋から通算339kmくらい

 

本日の宿:ゲストハウスMADO 有松

10:0017:00

 

旅日記

 

雨の予報に、朝は気分が進まず寝坊した。だけれど、箱を開けてみると小雨に、風が吹かない分前2日よりもずっと歩きやすくて、明るい気分の1日だった。

 

カリフォルニア大学が考案したという6週間プログラムによると、1日に5時間の運動と瞑想、食事改善などをした生活を送ると人生が変わるという。今私がやっていることは、まさにそれだなと思った。

 

実際に、嫌なことから距離をおいて生活していると、ものすごくテンションが上がるわけでなくても、自然と嫌な気持ちになりにくいなと思った。

 

けれど、それは、健康的な運動と、深呼吸、歩き瞑想に、「きれいになる」「良い自分になる」という心が変わるような目標を持っているからなのだな、と思った。

 

歩き旅にでれば、数日で心がスッキリすることはわかっていた。けれど、これを札幌に戻って、仕事をしなければ継続できるけれど、仕事とどう両立できるような習慣にできるのかがこれからの課題だ。

 

岡崎は、古くから続く呉服屋さんやお菓子やさんが道脇にあり、表示も素晴らしかった。途中、今まで一番状態のいい一里塚を見ることもできた。

 

一号線沿いに続く東海道。道が数百メータの距離で並走する。コンビニに寄りたい時は、一号線付近で。車の音に煩わされたくない時は、東海道を。こんな使い分けがさらりとできるようになってきた。

 

久しぶりのゲストハウス宿泊。やっぱり、旅は人だなぁ。ほとんど人に会わない東海道歩き。途中は、ゲストハウスよりも、ホテル宿泊が多くなる。私は旅人同士の出会いも好きだけど、国内旅行の場合は、旅行者同士よりもその町に根付くオーナーの話の方が面白いと思ってしまう。

 

観光だけは、伸びる業種でしょ。商社につとめて、中国で仕事をしたりしていた洋服やを20年近く営んだご主人だからこそ、のこの一言に、私にぐさっと刺さった。個人も簡単に休みが取れるわけではないけれど、旅と仕事の両立は日本の会社では、難しいでしょ。おっしゃる通りです。

 

「ポン菓子やをライフワークにしている人がいるんだよ」

「ライフワークですか?」

「そう、本業は印刷屋なんだけどね、ライフワークの売り上げはイベントとかでも、自前で来てくれて、売り上げの大半は、チャリティにしているんだって」

 

平日は事業をして、週末は自分のやりたいことをライフワークにして生きている人がいる。私は好きなことを、自分のライフワークに出来るほど、丁寧に生活をしたり、やり込んだりできていなかったんだと気がつかされる。

 

自営の本業があって、その他の時間をライフワークにあてて、心置きなく生きる。

これが、一番充実した人生の過ごし方のような気がした。

 

今日の気持ちの在りどころや、触れたお話が良くて、私はここ数日考えていたことを、考えることをやめてもいいのかな?と思い始めている。考えたら、気の滅入ることをあえて考えない、というのは結構当たり前に大切なことなのじゃないだろうか。

 

仕事をしているときは、いかに合理的であるか、ばかりを考えていた。

もちろん歩いているときも、体力の消耗を最低限にして目的地につくために、あるいはその体力をもってどこまでいけるか限界に挑戦してみる、なんてこともやったりする。

 

それは、今体重を絞ろうとか、生活における目標設定についても同じことなのだけれど、合理性とは、目的を最短で成しとげる性質のことと考えるときに、そもそも、追うべきでない問題を追おうとしないこと自体が、合理的であるとも言えるのかもしれない。