destiny is matter of choice

日々のこと、旅のこと。徒然なるままに。

【旅日記】四国遍路 2020/4/1

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旅をするときだけ、日記をつけている。

 

読み返すことはあまりなくて、アウトプットしながら、頭が整理されることの方が目的だ。だけれど、数年経って読み返したりするときに、日記って本当に面白いなぁと思う。

さして、人様にさらすようなものではないのだけれど、Macの容量がただただやばくて、メモを整理したい、という理由だけで、少しずつ小分けにしていく。

 

f:id:ayakokikuchi:20200919075315p:plain

 

 

4/1 Day23

37

34km

ゲストハウス40010

女ドミ3000円ずみ15;00ok

08079603382

7:20-15;50

お寺に着く少し前に三日続いた雨が止んだ。お寺は有名なマリリンモンローの天井絵のあるお寺。道のりが長いと、一つの寺のありがたみを感じる。久しぶりに、先達つきの車遍路を見かけた。お経を聞いてから自分も丁寧に納経する。ついに4月。雨も全然辛くない。桜が風に吹かれて散り始めた。さくらソング熱唱。オーディオブックでしっかり仕事意識を高めたり、折り返しを感じる。東海道で掴んだ独立という答え、地方の宿創生アイデア、それを四国でより深く現状を歩いて知り、そして使える案に落とし込みをするフェーズに入る。遍路前半は、人間性を作ることに考えを向けていたけれど、ようやく自立意識が私レベルまで戻ってきた感じ。それでいて、より冷静に落ち着いて認知のゆがみなく、余裕を持って人に接する距離感をつかみ、自分からアクションをおこす、という順を勧めてきた感じ。

ゲストハウスで話を聞くようにしようとすると仕事のために情報を得ようと歩いていても、宿の感覚をとったり、四万十町観光協会のリストをネットで見たりした。自分の足で情報を得て、本物の経験をつむ大切さ、独立するときに人として成功する方法を歩きながら着実に学んでいる感じ。

黒潮町はカツオの一本釣り、ここから海岸が終わり、内陸へ。四万十町は、米所だそうだ。Uターンした女将は30歳。行動力があって、国際結婚してゲストハウスだけでは、無理で旦那と飲食店もやり、ふたりだからできるという。お遍路だけでなく、夏休みには川遊びに来る人がゲストだという。古民家を借りて、しっかり内装をしている。田舎の良さに神戸で気がついた。旅好きだったから、ゲストハウス。四十までに死ぬ体で、やりたいことに打ち込む。私も、もっとガツガツいきたい。と思った。四万十には、地域おこし協力隊が三十人もいるけど、女性で結婚しないと定着しないし、地元の人が閉塞的で、馴染みのないエリアでの活動は難しい。だから、地元民がなったほうがいいと彼女はいった。妹さんも仕事ややりたいことがないから、神戸だけど、戻りたい、でもそれでも田舎に戻らないのは仕事がないから。そういうスパイラル。田舎の人は暖かいと思っていたけど、外国人をうけないスタンスの民宿があったり、田舎ならではのよそ者をうけつけない壁がある話を聞いた。富良野とかでもそうだし、世代の違いもあるけど、移住と地元の壁っていらんよなぁ。。。三十代の女性がもっと田舎にいけば、地方経済はまわるんだな、と思った。

今日はドミ料金で、戸建て貸切。縁側に庭もあるし、シーツも綺麗だし、最高。逆打ち、コロナ遍路のなせる技か。