旅をするときだけ、日記をつけている。
読み返すことはあまりなくて、アウトプットしながら、頭が整理されることの方が目的だ。だけれど、数年経って読み返したりするときに、日記って本当に面白いなぁと思う。
さして、人様にさらすようなものではないのだけれど、Macの容量がただただやばくて、メモを整理したい、という理由だけで、少しずつ小分けにしていく。
3/10
シクロへ 40min
34km
今治泊
シクロのイエ 2泊
2900円メール済み 二泊変更
朝はゆっくり。蔦の家にサングラスパーツを忘れる。左脛がまだいまくて、電話したら車で届けてくれた。そのあと、2時間近く、コンビニなし。国道の歩道のない道をひたすら行く。今日はじゅん打ちの歩き遍路さんとのすれ違いが多かった。5人くらい。雨も風も強くて、トラックの飛沫は顔に浴びるし、辛くて飛行機を1日早めた。途中晴れたり小雨、傘が必要なったり。6時間平坦歩きも辛いし、コンビニでいつもよりアメドやパンでテンションを上げる。ファミマのイートインでアジア人の顔なのに不思議なアクセントの外国語を話す二人に会う。声をかけると、ポルトガル語を話す日系二世の方だった。両親が沖縄から移住して、キャンさんという。なるほどー。ボリビア人の同僚にあったり、コンビニの食材工場で働いているそう。国道を歩き始めると、また車からクラクションを鳴らして応援してくれた。いい出会いだった。そこからは、足も痛みがなくなりスイスイ。64でじゅん打ち通しの大学生と談笑。8kg背負ってここまでで35日。早いなぁ。彼も2年したらスペインに行くという。人懐こい人だった。私の行き方は日本人女性には珍しいと彼は行った。誇らしく、思う。彼が61まで残り時間でいけるという。早足で残り三寺。ぎりぎり、間に合った。これで、伊予小松駅からの次回の横峯までがスムーズに繋げられる。最後の61はお姿が二つ。何かと思ったら唯一赤子を抱えた大師が祀られているそうで、子宝を願うという。この度で、ずっと考えていたこと。なんて、感慨深いんだろう。今日のコロコロ変わった天気、最終日の人の暖かさ、寺の巡り合わせ、ここで一度区切る旅の振り返りを考える。つまるところ、やはり四国は自分の考えていることを成せる強さを身につけるための旅なのだな、と思った。
その分、試験勉強に時間を取ろうという決断も間違っていないと思う。