destiny is matter of choice

日々のこと、旅のこと。徒然なるままに。

【旅日記】四国遍路 2020/3/26

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旅をするときだけ、日記をつけている。

 

読み返すことはあまりなくて、アウトプットしながら、頭が整理されることの方が目的だ。だけれど、数年経って読み返したりするときに、日記って本当に面白いなぁと思う。

さして、人様にさらすようなものではないのだけれど、Macの容量がただただやばくて、メモを整理したい、という理由だけで、少しずつ小分けにしていく。

 

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3/26 -41 Day 17

38km

7:00-18:30

へんろ宿もやい素泊まり3000

 

昨日の夜は、フランスからきたワーホリ女子、ジュスティンと会話に話が咲いた。サバティカルという働きながら無給で6カ月から一年の休みを派遣社員置き換えで休めるシステムや、愛や、その表現が必要という話。私の考えはやっぱり欧米式なんだなと思った。大洲も宇和も古い町並みが残されていて、楽しかった。今日は歯長峠という、遍路道が台風の関係で怪しく、情報を得ながら行くも、踏み跡が柔らかくて、道も見失いそうだったので、20分登ってから折り返して、車道で進んだ。これでいいのだ。時間ギリギリに41につくと、どの道できたか聞かれる。なんでも、去年の6月にその道で凍死した人がいたとのことだ。歩いた道が遍路道とお坊さんは行ったけど、その通りだ。車道だからということはない。snsで危険な道をお遍路たちが進めるので困っているようだった。右手に残る傷を見ながら、安全第一、と、本当に思う。コロナのせいで、宿泊を断る宿がまたあった。宿屋の矜恃、持ち続けたいな、と思った。余裕を持つことについて、考える。遍路においてもまた、私は自分を追い込んで歩いている。Mさんの仕事について理解もできるけど、ふたりともこれだったら、大変よなぁ。けれど、それをどう、緩めたものか。

今日は定年から5年ごとに遍路をして、3回目で逆にきた名古屋のおじさんと少し一緒に歩いた。慣れが余裕になり、年齢を重ねても、体力の衰えを感じないよう。私も、そうやって年を重ねたい。48kgもまだ、平均まで4kgある。もっと楽に歩けるのかな。今日はくたくた。宿の親子の笑顔が優しい。ほんと、安い宿ほど、気持ちが優しいな、と思う。パジャマに、個室ベッド久しぶり。幸せだなぁ。日没同時チェックインは、余裕もないし、良くないけど、お寺の閉まった後に歩くことは、時間に追われずに雨でも気楽だった。ふうー。