大人でも、子供がいなくても、幼少期に絵本に触れていなくても。
本が好き、からの自分にとって、絵本ブームがきています。
その気軽さ、奥深さ、豊かさ。に立ち返り、絵本探訪を進めてみようと思います。
まずは、図書館で一度読んだメジャーというか、記憶にある絵本をおさらいから。
絵本ログ002 100万回生きたねこ
作•絵 佐野洋子
年 1977
出版 講談社
佐野さんは、おじさんのかさが小学校の教科書に載っていたから、そちらの方が馴染みがあります。
独特の水彩画、青色の使い方が印象的でしたが、100万回生きたねこは、モスグリーンが印象的でした。
どうして、100万回生きたねこは、白いねこに惹かれたのだろうと好きを問うことは、無粋です。
が、リアルに自分にメリットを持ってくる取り巻きよりも、自分が勘違いして天狗になっているエピソードも、自然と出会った白いねこが教えてくれる。
運命にあうまで、100万回。愛を知るまで、生き続けなきゃいけない呪いとまでは言わないけれど、可愛がってくれる飼い主たちに嫌いエピソードが表に出てくるのは、何度生きたって、幸せじゃないし、たった一度の人生で白いねこはすごく幸せになれるよね。と、いう。
自分よりも、好きになれるというのは、究極の愛で。
ただ、白いねこ行動型より、受け身だから、2匹の猫は、対極的なコミュスタイルながら、それは描かれきらずに伝わるようになっていたように思います。
ふーん。あんたの魅力ってそこじゃないでしょ?とか、別に問うのでもなく、興味がないでもない。
雄、雌の関係でいったら、つまるところ、追いたい雄をそう。。。ということばだけで、めっちゃ上手に導いちゃってる白猫の人生一回目における天性の女力がすごい、と思うのは、スレ過ぎた大人目線なのでしょうか。。
できるものなら、この白猫のように立ち回りたいけれど、やってるのは、おおきな木だなぁなんて、考え中。