destiny is matter of choice

日々のこと、旅のこと。徒然なるままに。

日記:2021年7月31日

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ここのところ、夜中も窓を開けて薄着で過ごし夏を楽しんでいる。冷やし中華を食べたりすると、食にすらも式のある日本の素晴らしさを再認識する。あずきバーの風味も最高だ。

目の前位いない人の心の声をしっかりと理解できたらどんなにいいだろう。私は仕事を通してそれを学べたらと思うし、そう考えたらコールセンターの仕事も馬鹿にするもんじゃない。心理の技術職なんだなぁと思える。

本にしても、メールにしても私はやっぱり文章が好きだ。というのもその方が繰り返し咀嚼して心に残るから、なのだろう。

 

夜のピクニック感想文:

体を動かして挑戦するということは、格好のドラマをうむ。恩田陸の経歴を後から読んで、女性だと知り納得した。会話や物語の流れに女性らしさを感じたのだ。

告白すること、誰とゴールするのか、融と話ができるのかという賭け、登場人物みんながごっちゃな群像劇になっているところが、「うわ〜、高校生ってこうだよね」っていうまだどこにも着地しない物語。歩行祭の一人の人間にクローズアップするから、みんなに「好き」の理由すらわからないけど、高校生だもんねって思う。この話が私にしっくりこないのは、学生時代のイベントが自分にとってそれほど重要でなかったからかな。私はbefore sunriseの二人の様な散歩の方が好き。

結局のところ、その時には一大イベントの様に思えた人生の出来事も大人になるとほんの一部しか残ってないんだよな、って思う。それは、寂しいのではなく、それでも自分を作ってくれた要素の一つ。でも、この登場人物の誰一人もどんどん違った人間になってゆくのだ。

あっさりした感想なのは、きっと私が修学旅行にいってないからなので、あしからず!