旅をするときだけ、日記をつけている。
読み返すことはあまりなくて、アウトプットしながら、頭が整理されることの方が目的だ。だけれど、数年経って読み返したりするときに、日記って本当に面白いなぁと思う。
さして、人様にさらすようなものではないのだけれど、Macの容量がただただやばくて、メモを整理したい、という理由だけで、少しずつ小分けにしていく。
時系列の可笑しな旅日記。
ーーーーーーー2015/2/21の日記より全文(人名伏せ)
20150221
torinidad
朝朝食を外でとった。前日の夜に食べた卵チーズサンドのお見せに行ったのだが、なんとソーセージサンドが一つしかないという。それを自分たちが最後に注文してそこからなくなるのは悪い気がした。
前日に日本人宿情報で得たルイサおばさんのところで自転車を借りる手配をしてもらった。1日かりて3CUC。これで15km南にあるプラヤアンコンを目指す。朝、雨がぱらつき不安だった天気もなんのその海についたころには快晴で海がエメラルドグリーンにかがやいていた。カンクンの海はビーチが綺麗で広くてなんだか人口のようなみためだったが、トリニダーのビーチは海岸の磯の形がそのままに砂浜があってもそれは奥行きがあまりなくとても素朴な田舎のビーチだ。客はビーチのホテルにはさほど滞在していないし、街を離れれば車どおりもほとんどない。浜でスノーケルのレンタルをするおじさんが1ビーチ1人待機していて5浜ほど会ったと思うが、みんな自転車でその場に通っているのだ。結局奥まで行ってから引き返して一番綺麗そうな浜で私だけ30分スノーケルをした。人が少ないから砂の巻き上げがほとんどなく透明度が低い。なぜか浜にいたおじいさん同行のもと泳いだが、素潜りで珊瑚に触れてみせてくれたところ一見珊瑚の一部に見える固そうな物体がつつかれて、しぼんだ。イソギンチャクみたいなやつだったのだろうか。魚は黒、赤、縞、青、むれになる3cmくらいの奴と10種類くらい。それに海藻とも珊瑚ともつかないものもあったが、私をいれても同時に5人くらいしか潜っていないのだから、それはそれは人がふれて珊瑚が死んだハナウマとは違う。そこには健康なカリブの珊瑚礁があった。
耳に水が入るのが怖くて素潜りできなかったが、素潜り出来てる人がいてそれを出来るようになった方がいいのか考えてしまった。
道中、ぼろい自転車を15kmこぐこと1:30どうやら初心者でも日に6時間もはしれば70kmくらいはちゃりんこでなんとかなるのではないかと言う話になり、チャリダーになることのメリットとデメリットを頭の中で考えていた。結果から言うと、今すぐにやる必要はないし世界は酷なのでまず北海道ならやってみたいと思えた。
長所は以下の通り
どこでも写真が撮れる>それほど写真マニアでもない
地形がわかる>これはすごく良い
どこにでも寄り道出来る>これも良い けど、前にすすまないと終わらない
基礎体力が向上する>これは運動嫌いには最高だ
交通費にお金がかからない>いいな。
交通機関をいちいちさがさなくていい>楽だ
いつでも発車できる。エンジントラブルもない>楽だ。
短所は以下の通り
遅い>悪いことばかりではないけれど
観光もあわせると年数がかかる>いつまで終わりにするか決められる性格じゃない
天気の悪い日は大変
毎日風呂にはいれるわけじゃない>衛生面の苦痛は辛い
観光名所で自転車を常時預けられるか?>信頼できない国は楽しめないor良平さんがいうにはそのまま放置していても大丈夫らしい
そもそも自転車は楽しいか?>毎日は楽しめそうにない
最後がポイントだろう。Dの背中をみながら自転車をこぐのはすきだけど、大陸単位を果てしなくそれを移動しようと思うと、自転車好きじゃなきゃやってられないのだ。小樽で自転車にはまらなかった私にはよく理解出来ないということだ。時に、自分に合わない物を無理して始める必要はない。快適な交通機関の旅が私は嫌いではないのだ。交通機関が快適か不快になるか というのは考えどころだが、自分の性にあわないことを始めるリスクを今とる必要はないだろう。
というところまで書き終えて夕食に人生発のランゴスタ(ロブスター)を食べにレストランへ行ったら、昨日の希望の店がお休みで斜め向かいのレストランでグリルの焼き上がりを待っていた。クラッカーに野菜サラダ、ロブスター(グリルとトマトソース両方を注文)、フレッシュジュースに、フルーツ、ごはんとバナナフリッターというセットで6CUC。人生初にしておそらく人生最安のロブスターだろう。というか、そこで事件が起きたのだ。ロブスターが出てくるまでの時間に、なんとAさんが通りがかったw彼は、なんとお休みの店でロブスターを食べる約束をしたそうで、「今日あたり来そうだね」とDと噂はしていたが、まさか会うとは思っていなかったのだ。結局私たちの部屋でシャワーを入ってその後キャンプするということで、2時間ほど談話してまたこの先サンチアゴでクーバでの再開を誓った。やっぱりこれは自転車に切り替えるサインだと思って素直に受け取るべきな気がする。
選択肢は二つ
やりたいことをやり通す道なのかどうか。>テントを送り返そうとして、アウトドアを手放すのか。 たとえば、ウユニでキャンプしたいよな~。
大変な方を選ぶ。>自分に無理だと自分で決める癖と決別する。
人の話を聞いて、素直に乗る。>これも普段自分が出来ないことだろう。
ゴールは、ぺんしょんあみーごか。