destiny is matter of choice

日々のこと、旅のこと。徒然なるままに。

【旅日記】四国遍路 2020/4/10

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旅をするときだけ、日記をつけている。

 

読み返すことはあまりなくて、アウトプットしながら、頭が整理されることの方が目的だ。だけれど、数年経って読み返したりするときに、日記って本当に面白いなぁと思う。

さして、人様にさらすようなものではないのだけれど、Macの容量がただただやばくて、メモを整理したい、という理由だけで、少しずつ小分けにしていく。

 

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4/10 Day32

7時には19にいること!

-19 +10km

-18 +5km 15km

-17 19km 34km

-16  3km 37km

-15 2km 39km

-14 2km 41km

-13 3km 44km

名西旅館 素泊まり4500

6:10-17:00

数が多く不安だったので昨日はついに20時に、寝た。よていより、遅かったけど、予定通りすすめた。平地が多い分、走れない、お寺の滞在時間短く進む。なんだろう、想像通りではあったけど、サリア感。国道を進む。途中、徳島港から初日に歩いたルートがかぶっていた。まだ、お寺の残り数が多い分、感慨深さはない。感じの悪いすれ違い遍路がいて、純打ちはまだ、初めだもんなぁと思う。四月になり、野宿組が増えた。膝を壊した同世代の女の子に、湿布を渡した。頻度が近いと、お寺の内容そのもののも檀家が少ないのか、しょぼい。国分寺は本堂が覆われていた。だけど、ついに一度だけ般若心経を空で詠めた。なるべく、はっきり読み上げる。今日も客は私、ひとり。はやく帰りたい気持ちがせる。

 

ふと、仕事を投げ出した時のことを考えた。また、同じストレスがかかったら、私は関係者に迷惑をかけるのだろうかと。やりたいことをやることで、それを回避できるというか、その壁にまたぶち当たるかもしれない可能性を懺悔だけで、反省までして、回避方法まで考えれていたのだろうかと。結局は、考え方なので、今日まで繰り返してきた言葉、これを続けること。疑わずに目の前のことでやるべきことを正しくやることのみ。それを信じる力を身につけることで今後の糧にしようとしてきたこと、それでよかったのかと。ふと、省みる。同じ過ちを犯さないためには、言葉、考え方を変えることでしか、結果は変えられない。あとは、こわくても、自分がそれをできるようになったのだ、というか、これから。そうできるように、スタートラインに立たせてもらうために、これからの一歩のために、ここにきたのだと。頭をたれて、謙虚に、できないから、これからも、考え方を正しく持つようにしよう、と。終わりじゃなくて、始まりに立つための旅だったのだ。修行だったのだ。四国はアクセスといい、そのほかのエリアとはなされている空気感といい、遍路という言葉の由来にもある辺鄙なところなのだ。北海道だって、橋で繋がってないのに、それでも考え方はこんなにも違わない。そんな辺鄙なところ、辺境の地にまできて、わざわざ時間をかけて、歩み続け、言葉、祈りを繰り返し、そこまでしなければ得られないものがある。そんな崖っぷちまで、きて、己を正さなければならないほどに、自分がのサボっていたのだと、反省する。と、同時に、そんなものにも幸福感や自信、しんじるちから、再生のチャンスを与えてくれたこの機会に本当に感謝しよう。人々は、どんな思いで、ここに来て歩くのだろう。今や、レジャーであったり、目標達成であったり、様々な理由がある。四国の人もそこまで、背景を理解せずとも、日々を過ごしているし、納経所の職員だってそこまでの深みをもっているわけではない。だけれど、本来の始まりの所以はそこにあることを私もまた、忘れてはならない。